城山真一(しろやま しんいち)さんは、ミステリー作家として有名です。
『このミス』と呼ばれる『このミステリーがすごい!』で
大賞を受賞した経歴もあります!
2025年6月に『看守の流儀』という作品がドラマ化されることが決定し
注目を集めています。
城山真一さんのおすすめ作品と城山真一さんの魅力について調査しました!
城山真一のおすすめ作品:5選!
城山真一さんのおすすめ作品は次の5選です。
- 『看守の流儀』
- 『看守の信念』
- 『ダブルバインド』
- 『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』
- 『狙撃手の祈り』
おすすめ作品①:『看守の流儀』
あらすじ
石川県の加賀刑務所が舞台の作品です。
刑務官と受刑者たちにまつわる5つの物語を描いた短編集です。
仮出所した模範囚の失踪、や入試問題流出事件など、
刑務官たちのプライドと葛藤がぶつかり合う様子が表現されています。
特別任務で派遣された警備指導官・火石司の鋭い洞察力が
事件を解決に導いていく物語です。
おすすめポイント
「刑務所」が舞台の、城山真一さんの新境地を開いたミステリー作品です。
刑務官と受刑者の複雑な人間関係や心理描写が洗練されていて、
刑務所内の専門用語や制度も丁寧に説明されており、
知らない世界を覗く楽しさも魅力です。
読者を驚愕させる「どんでん返し」の展開は、強烈な印象を残します。
SNSのコメント
城山真一さん時看守の流儀』#読了
— mika.k (@sumiremika) June 9, 2022
いやぁ、参りました。面白い。もしもドラマ化したらと配役を考えるのが私のトレンドだけど…ここには書けないな。何故ってこれから読む方の楽しみを奪ってしまうから笑。次は『看守の信念』を読む!城山ワールドに浸りたい気分。
おすすめ作品②:『看守の信念』
あらすじ
『看守の流儀』の続編となる5つの物語を掲載した書籍です。
「しゃくぜん」「甘シャリ」「赤犬」「がて」「チンコロ」
という刑務所用語をタイトルにした短編で構成されています。
『看守の流儀』と同じ、加賀刑務所を舞台に、
警備指導官・火石司と刑務官たちの人間ドラマが展開される作品です。
おすすめポイント
『看守の信念』は、『看守の流儀』で描かれた「受刑者への対応」よりも、
刑務官個人の「人となり」や自分自身への諭し方の描写が印象的です。
仕事の義務と私生活の狭間で葛藤する刑務官たちの姿が、
深い人間ドラマとなって心に刺さります。
SNSのコメント
「看守の流儀」の続編。 前作もラストで驚かされたけど、それ以上にさらに驚かされた
これは絶対に「流儀」→「信念」にと順番に読まないと、面白さが半減しちゃうだろうな
第4話の「がて」ではウルウル
引用元:X
おすすめ作品③:『ダブルバインド』
あらすじ
金沢東部署刑事課長の比留公介が主人公。
アポ電強盗犯を取り逃がし左遷が決定的な状況になってしまいます。
私生活では、妻が病気で他界し、出生の真実を知った一人娘が家出してしまいます。
そんな状況下の中、管内で駐在警官が殺害され拳銃が奪われるという事件が発生します。
比留は取り逃がした強盗犯の犯行と睨むのですが、との後の展開が驚愕です。
おすすめポイント
刑事の「仕事」と「私生活」の両面で追い詰められていく
主人公の心理が巧みに描かれた作品です。
警察組織の内部を舞台に、「組織の論理」と「個人の正義」の間で
葛藤する描写に惹きつけられます。
金沢の街を舞台にしたクライマックスシーンは、
地元が石川県の城山真一さんならではの味わいです。
SNSのコメント
スピード感あり、二転三転、私生活も重なり
引用元:X
人物像が好き 一気読みでした♪
おすすめ作品④:『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』
第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した作品
あらすじ
「黒女神」と呼ばれる二礼茜、天才トレーダーの女性が主人公です。
条件を満たせば、返済不要で必要な金額を用意することで都市伝説になっています。
メガバンクを退職し、石川県庁で金融関係の苦情相談を担当する百瀬良太は、
兄の金策の過程で二礼茜の助手に就くことになります。
様々な事情を抱えた依頼者の問題を、二礼茜が株取引を操り解決していく作品です。
おすすめポイント
株取引をテーマにした経済サスペンスという斬新な切り口が評価されています。
難しくなりがちな金融や経済の話を、
女性や子どもたちにもわかりやすく書かれていて、
株取引の知識がない読者でも楽しめる工夫がされている作品です。
主人公キャラも魅力的です。

SNSのコメント
株式投資とか全然わからないし、デメリットのイメージが強いんだけど、
引用元:X
本作はすごく面白く読めた。
瞬時の判断や閃きが勝ち負けを左右するさまはゲームのようで、
これはハマる人がいるのもわかる。主人公2人のスタンスがすてき。
おすすめ作品⑤:『狙撃手の祈り』
あらすじ
1995年に起きた警察庁長官狙撃事件から28年後の東京が舞台の作品です。
楽器店を営む青井圭一は、妻・沙月が離婚届を置いて失踪したことをきっかけに、
過去の未解決事件の真相に迫ることになります。
未解決となった事件は警察内部ではタブー視され、
闇に葬られようとしていた事実に迫る作品です。
おすすめポイント
実在する未解決事件である警察庁長官狙撃事件をコンセプトにした作品です。
取材を重ね、事件の背景や事実を踏まえながら、人間ドラマとして構成されています。
父と子、兄弟、夫婦といった家族同士を思いやる心情が描かれ、
人間関係や感情の交差する視点から事件に迫る内容も魅力です。
SNSのコメント
28年前の未解決事件 家族だから言えなかった秘密と嘘…
引用元:X
面白かったです。
僕にとっては、まさに「ドストライク」なサスペンスミステリーでした
城山真一の魅力を解説!
城山真一さんの魅力をまとめました。
- 緻密な構成
- リアリティのある表現
- 人間ドラマの丁寧さ
- 地域性の描写
- 読みやすさ
魅力①:緻密な構成
伏線の張り方、回収の仕方が見事!
どんでん返しや意外な展開が読者を驚かせる緻密な構成が魅力です!
魅力②:リアリティのある表現
徹底した「取材」に基づく専門的な知識が、物語に説得力を与えています。
『狙撃手の祈り』 は取材を重ねた作品として知られています。
刑務所、警察などの組織、株取引など、普段見ることのない世界を
作品の中で覗き見る楽しさがあります。
魅力③:人間ドラマの丁寧さ
犯罪や事件といったサスペンスの展開だけでなく、
登場人物たちの葛藤や人間模様が
丁寧に描かれているのが魅力のひとつです。
魅力④:地域性の描写
城山真一さんは、石川県七尾市出身で金沢市在住の作家です。
石川県を中心とする北陸地方を舞台にした作品が多く、
地域の描き方に信憑性があり
地元への愛着が感じられる描写が随所に見られます。
魅力⑤:読みやすさ
難解なテーマを扱いながらも、文章は平易で読みやすく、描かれているのも魅力です。
投資など、経験したことのない人には難しいテーマでも、わかりやすい表現で
物語に引き込まれてしまいます。
まとめ
城山真一さんのおすすめ作品と城山真一さんの魅力について調査しました!
城山真一さんのおすすめ作品は次の5選!
- 『看守の流儀』
- 『看守の信念』
- 『ダブルバインド』
- 『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』
- 『狙撃手の祈り』
城山真一さんの魅力をまとめました。
- 緻密な構成
- リアリティのある表現
- 人間ドラマの丁寧さ
- 地域性の描写
- 読みやすさ
城山真一さんのこれからの活躍を応援しています!

コメント